まずお一人目の作家様 김 재희(キム・ジェヒ)先生は、韓国のソウルにて工房を運営されており、韓国で活躍する作家達が使用するモールド(型)の制作も手掛けております。
またご自身の作品制作も行いながら、陶芸レッスンも行っていらっしゃいます。
先生の先代のお師匠様は、日本と韓国のハーフだそうで、陶芸は日本で学ばれたそうです。
こちらの作家様の作品を初めて見た時、私はどこか日本の陶器「益子焼」を思い出しました。
日本の技術が韓国へ渡り、韓国の芸術家達の技術やセンスが加わり、また日本へ・・・
とても素敵な循環で、人と人、国と国とが繋がっていると感じた出会いでした。
陶器の特徴としては、男性ならではの力強さの中に繊細な部分も秘めた作品となっております。
また日本の文化を取り入れた陶器なので、日本の方にも使いやすく、様々な食材を綺麗に見せる色彩が出ている作品になっています。
もう一人の作家様は조 이경(チョ・イギョン)先生です。
この方は、韓国のソウルから1時間程離れたアサン市で工房を運営されている作家様です。
実は、この先生の作品は私が一目惚れをした作品です。
この作家様とお会いするまで、ちょっとしたエピソードがございます。少しお付き合い下さい☆
作家様とは去年から連絡を取り始めましたが、お会いする約束までは至れませんでした…
その後先月に韓国へ出張で行ったのですが、その時は私自身のスケジュールが取れず会うことができませんでした。
しかし、運命でしょうか・・・なんと私が財布を韓国のホテルへ忘れてしまったのです。
色々調べましたが、現金やカードは送れないと・・・方法はありましたが、とても面倒な方法でしたので諦めました。
なので再び韓国へ行かなくてはいけなくなりました。
でも、私はこんな時はいつもチャンスだと思う性分でして、思い切ってこちらの作家様に再び連絡を取ってみました。
するとなんと、渡韓の日に商談のお約束が取れたのです!
これは、「この先生に会わなければいけないよ」と神様に言われているかのようでした。
財布を忘れた事も忘れ、先生に会う日、私は一目惚れをした陶器に囲まれ、
幸せな気分で時間を忘れてしまうくらいの時を過ごしました。
話は逸れましたが、조 이경(チョ・イギョン)先生は、韓国の伝統的な工芸である月壺をイメージした作品を作っております。
先生の作る陶器のフォルムは、曲線が柔らかく丸いフォルムをしています。
日本にはないこのデザインとフォルム、また韓国の伝統を現代に伝えるデザインで、とてもオシャレに食卓を飾ってくれる作品です。
また、陶器の種類によって含まれる土・砂が異なります。
これも先生のセンスが光るポイントかと思います。
日本には二つとない作品を日本で販売したい一心で韓国まで会いに行った甲斐があり、先生方とも友好的な関係になる事が出来ました。
さて、男性と女性の2人の作家様の作品を展示しますが、皆様はどちらの作品がお好みでしょうか?
私は、お二方とも好きなので個人的にもオーダーしました。
お部屋を飾る陶器、食卓を彩る陶器、使い方は様々。
きっと皆様の生活を華やかにしてくれるはずです。
是非、実物をご覧になって頂きたいと思います。
店舗オープン日は限られますが、近隣にお住まいの方も、お気軽にお越しください。
Dear..f